ここ数年で食の安全のための規制がどんどん緩和されていく中、2017年3月、Moms
Across America(全米の母親団体)の創設者Zen(ゼン)さんの来日をきっかけに「子どもたちの食べ物を守りたい」と願うママたちが集まり「食べもの変えたいママプロジェクト(食べママ・Moms Across Japan)」はスタートしました。
定期的に集まって情報交換したり体験談を共有しながら、遺伝子組み換え食品や農薬、添加物による影響から子どもたちを守るため、自分たちでできることを自分たちのペースでやっていこうという緩やかなネットワークです。
食べママの過去の活動内容はメニュー「これまでの活動」をご覧ください。
多くの子どもたちが成長期に学校給食を食べます。(悲しいことに学校給食が主な栄養摂取の機会という子どもたちも…。)その学校給食の主食は主にパンというところが多いですが、輸入小麦の残留農薬基準がプレハーベストに合わせて2017年12月に大幅に緩和されてしまい、子どもたちへの影響が心配。一方で有機農産物を地産地消で給食に取り入れている自治体もあります。そんなことから、2018年は「給食変えよう!キャンペーン」を始めたのですが、学校給食のこと、知っているようでよくわからないということで勉強会も始めました。
食べママ 関連のイベント
ゼン・ハニーカットさん全国ツアー!
アメリカを変えたママに聞く食の未来
日時:2019年12月2日(月)13:30〜16:30
会場:憲政記念館講堂
お申込み・詳細: https://forms.gle/cca4NaUXU2mbgUd49
Moms Across Americaホームページ
デトックス・プロジェクト・ジャパン Facebook:
https://www.facebook.com/groups/388276238417470/
全米の母親団体であるMoms Across Americaは日本同様の遺伝子組み換え食品大国アメリカで遺伝子組み換えやグリホサート(除草剤)から子どもたちを守るための活動やオーガニック食品を推進する運動を続け、成功させている団体です。
パルシステムKOKOCARAさんより
https://kokocara.pal-system.co.jp/2017/04/10/moms-across-america-says-no-gmo/
また、昨年(2018年)12月には再度来日したZenさんの講演をきっかけに日本でも残留農薬検査のプロジェクト(デトックス・プロジェクト・ジャパン)を立ちあげることになり、私たち食べママもメンバーとして参加しています。
WHOの下部組織であるIARC(国際がん研究機関)が、毒性や発がん性の懸念があると発表しているグリホサートについては既に海外の様々な国で使用禁止や規制強化に動いているのに逆行し、日本では2017年12月に規制が緩和され、例えば子どもたちが給食などで日常的に口にするパンや麺類の原料である小麦粉に関しては残留基準値が6倍に緩和されています。そこで、日本人の身体にグリホサートやネオニコチノイドといった農薬がどのくらい蓄積されているのかを検査し、結果を可視化する「デトックス・プロジェクト・ジャパン」を有志の個人、団体が立ち上げることとなりました。
2019年に入り、国内検査体制を準備する一方、予備調査として有志の国会議員から毛髪を提供していただき、海外検査機関で残留農薬検査を行い、2019年8月8日にはその結果報告を兼ねた記者会見を実施。2019年10月より一般向けの検査を開始しています。詳細は
https://detoxprojectjapan.jimdofree.com/ をご覧ください。